Diva~見失った瞬間から~

「何か…反対されたくないから……。」

え、ソレ…マジで思ってるのか。


だってあの蒼空君だよ?

あの時鶴にベタ甘な蒼空君だよ?


こんな顔の時鶴を見て、

反対なんて蒼空君には不可能だと思う。


「…時鶴。とりあえず蒼空君に話そう。

おばさんとおじさんには話したの?」


「え、うん。お母さん達はいいよって。」


「じゃあ今日の放課後のカフェは無し。

蒼空君に話が先。カフェはその後。」

まったく。

カフェと蒼空君どっちが大切なんだか。


「えぇっΣ(-∀-;)!?き、今日!?

か、カフェも無し…!?」

涙目の時鶴。

今回は甘やかさない。


だって蒼空君と時鶴が喧嘩したら

仲直りさせるの、大変だし。


「時鶴が蒼空君と話をするまで、

カフェはお預けだから。」


「えぇ…( ´△`)。わ、分かったよぉ…。」


《キーンコーンカーンコーン》

あ、昼休みが終わった。




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