Diva~見失った瞬間から~
ベンチでは、蒼空君のチームメイト達が
蒼空君を軽く冷やかしていた。
「うっわ、ヤベーーッ!!
蒼空の彼女マジで可愛いじゃんっ!!」
「蒼空…どこで引っ掻けたんだ。
こんな特上な子を……。」
「一緒に来てる彼女の友達も可愛い…っ
てかめっちゃ綺麗…つか美人だな…。」
……。
皆お喋りですねぇ。
てゆうか、美人って私?
…平凡な顔でも時鶴の上級化粧技術に
かかれば結構マシになるんだね。
「初めましてっ!!あたし、
蒼空君の彼女の牧原時鶴です!」
そんな色々な声が挙がる中、
時鶴は流石天然。
このタイミングで自己紹介をしていた。
………ん( -_・)?
もしかして…
私も言わなきゃいけない、とか?