Diva~見失った瞬間から~
「誰が?」
「………………。
…………………わぁっΣ( ̄□ ̄;)!?!?」
「うわっ。」
ななななな…何っ!?
私はバッと声のした方に視線を向けた。
「は、葉月君…?」
そう、そこに居たのは葉月君だった。
「え、あぁ。俺だけど。」
いや、分かるけど。
何で、てゆうかいつの間に私の後ろに!?
「カナ、この後空いてるんだろ?」
「え…?あ、うん。」
そうだった。
この後葉月君とどっかに行くんだっけ。
「じゃ、行こ。」
さっき同様、ふわり。
と葉月君は微笑む。
う……(ーー;)。何かその顔弱いかも…。
顔が極上なだけに、極上の微笑みだし。
因みにシカトこいてますけど、
周囲の女子の視線は半端ない。
…怖ー…(←それ程でもない)。
「カナ?行くって。」
一向に返事をしない私に
葉月君はもう1度呼び掛ける。
「あ、うん。行く。」
私と葉月君は歩き出す。
…時鶴から散々変な視線を浴びたけど。