君への小さな想いを掲げて *my first love*
ホームに駆け下りると、そこには日和ちゃんが携帯とにらみ合って立っていた。
私と優くんはそんな日和ちゃんにかけよる。
「どうだ、連絡。」
「うん…3時の便で出るって言ってる。」
「くっそ、あいつ!全然夜じゃねぇーじゃんか!」
「ここから空港までは…3、4時間で着くかな」
「今は…9時30分…10時に出発するとして、遅くて到着は2時か。」
2人の会話をただ聞いているだけの私。
気持ちが焦る。
夜じゃない。
お昼。
気持ちを伝えられるか、わからない。
「おい、しっかりしろ!気持ち伝えるんだろ!」
「優くん!」
私の肩を掴む優くんを日和ちゃんが抑える。
そうだ…。
しっかりしろ、私。
気持ちを伝えるんだ、私は。
そのとき、後ろから肩を掴まれる。
「君たち、何をしているんだ。この時間は学校にいく時間じゃないのか」
後ろに居たのはこの前私を助けてくれた駅員さんだった。
私は振り返り、頭を下げる。
「すいません!でも…見送りに行くんです!…これを逃せば、きっと私は後悔します…」
涙が頬を伝う。
両隣にいた2人も頭を下げた。
私と優くんはそんな日和ちゃんにかけよる。
「どうだ、連絡。」
「うん…3時の便で出るって言ってる。」
「くっそ、あいつ!全然夜じゃねぇーじゃんか!」
「ここから空港までは…3、4時間で着くかな」
「今は…9時30分…10時に出発するとして、遅くて到着は2時か。」
2人の会話をただ聞いているだけの私。
気持ちが焦る。
夜じゃない。
お昼。
気持ちを伝えられるか、わからない。
「おい、しっかりしろ!気持ち伝えるんだろ!」
「優くん!」
私の肩を掴む優くんを日和ちゃんが抑える。
そうだ…。
しっかりしろ、私。
気持ちを伝えるんだ、私は。
そのとき、後ろから肩を掴まれる。
「君たち、何をしているんだ。この時間は学校にいく時間じゃないのか」
後ろに居たのはこの前私を助けてくれた駅員さんだった。
私は振り返り、頭を下げる。
「すいません!でも…見送りに行くんです!…これを逃せば、きっと私は後悔します…」
涙が頬を伝う。
両隣にいた2人も頭を下げた。