君への小さな想いを掲げて *my first love*
「どこに見送りにいくんだ?」
「空港です…」
「…誰を?」
「私の友達で好きな人です。私は…」
「わかったよ。」
言いかけて駅員さんが発した言葉に私達3人は顔を上げる。
駅員さんは優しく微笑んでいた。
「ちゃんと、学校にも親にも事情は説明することだ。…いいね?」
「あ…ありがとうございます!」
「次にくる1番線の電車に乗るといい。後悔はしないように。行って来なさい」
「ありがとうございました!」
3人で頭を下げて、1番線に来た電車に飛び乗った。
時間はまだまだある。
「乗り換えは?」
「10駅先!」
「そこで乗り換えたらまた乗り換えはあるか?」
「ううん。この電車から降りて乗り換えたらそのまま1本で空港いくよ!」
「よし…。希凛、言葉、用意しておけ。」
日和ちゃんと優くんは私を見て苦笑いした。
告白の言葉。
それはどんなものがいいんだろう。
飾り付けた言葉じゃなくて、綺麗すぎる言葉でもなくて。
伝わる言葉。
それはなんだろう。
「空港です…」
「…誰を?」
「私の友達で好きな人です。私は…」
「わかったよ。」
言いかけて駅員さんが発した言葉に私達3人は顔を上げる。
駅員さんは優しく微笑んでいた。
「ちゃんと、学校にも親にも事情は説明することだ。…いいね?」
「あ…ありがとうございます!」
「次にくる1番線の電車に乗るといい。後悔はしないように。行って来なさい」
「ありがとうございました!」
3人で頭を下げて、1番線に来た電車に飛び乗った。
時間はまだまだある。
「乗り換えは?」
「10駅先!」
「そこで乗り換えたらまた乗り換えはあるか?」
「ううん。この電車から降りて乗り換えたらそのまま1本で空港いくよ!」
「よし…。希凛、言葉、用意しておけ。」
日和ちゃんと優くんは私を見て苦笑いした。
告白の言葉。
それはどんなものがいいんだろう。
飾り付けた言葉じゃなくて、綺麗すぎる言葉でもなくて。
伝わる言葉。
それはなんだろう。