【完】俺以外のヤツを好きになるの禁止。

本性を、現したんです






ガチャン───



資料室に入り、扉を閉める。



「………で、話って何?」



早速本題を持ちかける。
すると、夢奈の可愛い顔は一気に怖くなった。


その瞬間、すごく嫌な予感がした。



「あーあ、未愛なんて一生図書室にいれば良かったのに。残念。」



「へ………!?」



ど、どういうこと!?




「未愛、関本君に媚売ってるんでしょ!?」



いきなりのことで頭がついていかない。



「授業中、ずっと仲良く話してるんだって?許せない……」



え!?



「私は媚なんて売ってない……っ!!」



「……なら……何で……関本君は私を好きじゃないのよ………っ」



ドスン───



夢奈に押され、尻もちをつく。
< 161 / 369 >

この作品をシェア

pagetop