【完】俺以外のヤツを好きになるの禁止。
本性を、現したんです
ガチャン───
資料室に入り、扉を閉める。
「………で、話って何?」
早速本題を持ちかける。
すると、夢奈の可愛い顔は一気に怖くなった。
その瞬間、すごく嫌な予感がした。
「あーあ、未愛なんて一生図書室にいれば良かったのに。残念。」
「へ………!?」
ど、どういうこと!?
「未愛、関本君に媚売ってるんでしょ!?」
いきなりのことで頭がついていかない。
「授業中、ずっと仲良く話してるんだって?許せない……」
え!?
「私は媚なんて売ってない……っ!!」
「……なら……何で……関本君は私を好きじゃないのよ………っ」
ドスン───
夢奈に押され、尻もちをつく。