【完】俺以外のヤツを好きになるの禁止。
それからしばらく色々な話をしていると、あっという間に日が落ち始めていた。
「……そろそろ帰るか」
西内君がベンチがら立ち上がった。
「うん、そうだね」
あーあ……何でこんなに時間がすぎるのって早いんだろ?
もっと西内君といたかったなぁ……。
「じゃ、送るわ」
「ありがとう!」
公園を出て、私の家の方向へ歩く。
すると、不意に西内君が私の手を握った。
「……西内君?」
西内君の横顔は夕日に照らされていて……
恥ずかしくて赤いのか、夕日に照らされてるから赤いのかよくわかんなかった。
でも、すっごく幸せを感じる。
こんな日々が続いて欲しい。
ずっと、ずっと-----