【完】俺以外のヤツを好きになるの禁止。
「ふぇ……っ、に、しうち……くん…っ」
もう……私に絶望して他の女の子とキスしてたのかな。
嫌だよ……そんなの…っ
私は麗奈ちゃんに《ありがとう。私は大丈夫だよ》と、返信をしてベットに潜り込んだ。
あーあ、最高の夏休みになるはずだったのになぁ……。
そうだよね、そもそも西内君みたいなかっこいい男の子が私みたいな平凡な女子を好きになるわけないよね。
さっきの写メの女の子、可愛かったし……やっぱり西内君には可愛い子がお似合いなんだよ。
私が勝手に……うぬぼれてたんだ。
もう……西内君のこと諦めよう。
それが……1番だよ。
わかってるのに……
「う……っ、うぇ……んっ……っ」
涙が止まってくれないんだ。