【完】俺以外のヤツを好きになるの禁止。
しかし、西内君が受け止めてくれた。
「っぶねぇー……麗奈、何してんだよ!!」
「……っもういい!!!勝手にラブラブしてればいいじゃない!!!」
目に涙を溜めて、麗奈ちゃんが言った。
「……もう、2人には関わらないし邪魔しない。それで良いんでしょ!!!」
バタンッ―――
麗奈ちゃんはそう言い放って家の扉を荒々しく閉めた。
「……麗奈ちゃんごめんなさい」
閉まった扉に向かって言った。
「何で未愛が謝るんだよ?」
「麗奈ちゃん……きっと本気で西内君が好きだったんだよ……だから第三者の私が余計なこと言ってごめんなさい……。」
麗奈ちゃんはきっと、不器用で愛し方がわからなかったんだよね。