【完】俺以外のヤツを好きになるの禁止。



「これから…何があっても離さねぇーから」


「颯太……っ」


「愛してる」


私は大きく目を見開いた。


まさか……颯太にそんなこと言われるとは思ってなかったから……。




「さ、もう家見えてきたぞ」


気が付けば、私の家はすぐそこまで迫っていた。


「帰りたくないなぁ……」


私はついつい、本音をもらす。


「……可愛いけど、明日のテストに備えて早く寝ろよ?」


「はぁーい……。」


「じゃあな」


颯太は私を玄関まで送ると、引き返して行った。
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