【完】俺以外のヤツを好きになるの禁止。
「も、もう颯太なんて知らないもんっ」
未愛は顔を真っ赤にして1人でどんどん、クレープ屋に向かっていく。
ほんと、可愛いヤツ。
すると―――
「あ、恭太だ!!!恭太ぁーっ!」
未愛は同い年ぐらいの男子のところへ走っていってしまった。
俺は、どうしたらいいのかわからず、立ち止まった。
「誰だよ……アイツ」
その男は制服姿だけど……あんな制服の高校あったっけ?
未愛はその男と楽しそうに話している。
「……あんまくっつかないでくれる?」
「まぁまぁ、いいじゃないのたまには!」
結構、親密そうだな。
なんか……モヤモヤするし。