魔物☆に恋して
「ずっと思ってたんだけど、サラって可愛いね」

あたしは言葉をなくしてカタまった。

だっ、大丈夫かな、マヤ。

願ってもない状況ではあるんだけど、

思考がそっちへ行ってしまう自分が悲しいケド。

「あの、マヤ、大丈夫?」

待ってるうちに、何かあったのか?

あたしは、マヤに抱きつかれたまま、振り返る。

「ねえ、ここで待ってる間に、このヒトに何かあった?」

カエルたちは、ケロケロと首を横に振った。

じゃ一体・・・

考えようとしていると、

ぐいっと顔を、マヤの方へ向かされた。

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