魔物☆に恋して
それは可哀想だけど。

せっかくの整った顔が。

けど、マヤは離れてくれない。

「お願いだから離して」

「お願いだから、大人しくして」

やってるうちに、

「呼ばれて急いで来てみれば・・・何やってるんだ」

「ルイカ!!」

ルイカが肩にカエルを乗せて登場した。

「助けて、ルイカ!!マヤが変なんだよ。

急に倒れて。けど、さって起き上がっておかしくなって」

不機嫌に、腕組みをして、あたしとマヤを見ていたルイカ。

でも、あたしの言葉に反応した。

「急に倒れて・・・?」

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