魔物☆に恋して
天板には、ガラスが張られてある。

キッチンの向こう側の壁は、

一面が薬品棚のようになっている。

その棚も黒。

でも、、内側には紅い布が張られてある。

そこに、さまざまなものが入ったガラスの瓶が

ズラリと並んでいる。

砕いた葉っぱのようなもの、粉、葉っぱそのもの。

液体。

どれも、キレイに書かれたラベルが貼られてある。

マヤは手元で、小さなガラスの鍋をぐつぐつさせている。

火はアルコールランプ。

理科の実験のようだ。

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