魔物☆に恋して
この、笑顔が怖い。

怒りでしかない笑顔だ。

「オレ昨日、湖の警備やクモの群れの撃退や

いろんなことで疲れてるんだよ。

交代要員のマヤを連れて行かれちゃ困るんだよね」

ああ、だから何かあると、駆けつけて来てたんだ。

「気の毒だが、これからはお前一人でやるんだ。

他のものを探すか」

「ええっ!!?うそ、やってらんね~」

「私は知らぬ」

「じゃあ、オレも知らね~。

今日は警備はお休みだ。

で、どこにマヤとその人間連れてくんだ?

面白そうだから付いて行っていい?シュラフ?」

シュラフ、というのか、彼は。
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