魔物☆に恋して
ここが存続するのも。

あるいは、ここを滅ぼすために手を汚したのも、

自分達じゃなくて、その人間。つまり、サラ、だな」

あたしを自分に押し付けえていたマヤの手が、退く。

「全部、あたしの、せい」

「そう」

「よく、・・・知ってるね、ノエル」

「オレはマヤの体の奥で眠ってるけど、

どうも、周りのヒトの動きは見えてるらしい。

前に目覚めたときに、初めて、いろいろに、気づいたんだ。

サラちゃんにはじめてあった時に、ね。

でも、オレは見てることしか出来なかった。

今だって、サラに委ねるしかない」
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