魔物☆に恋して
それから、半身を起こさせて、背中に担ぎ上げた。

「このままだと、

通りかかったケモノに体を食い荒らされてしまう。

家に運ぶよ」

「マヤは、起きないの?」

「後で試してみる」

ルイカは、線の細い体で、怪力なのらしく、

軽々とマヤを持ったまま、足早に歩き出した。
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