魔物☆に恋して

「ちょっとの間だろ。

どうせ、ここが一番安心して通れる場所なんだ。

ここを通れなくなって困ったら、人間の方から、

『余計なことは言いません。お願いだから通してください』

って言ってくるよ」

「で?ねえ、マヤはどうしたの。眠ってるの?」

あたしはわからないから、ルイカを見た。

「マヤ・・・そうだな。眠ってる。

でも、ちょっと深い眠りなんだ。

このままだと、体が維持できない」

「ええっ!!」

「ええっ!!!」

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