魔物☆に恋して
って、

王子っ!!

じゃなくて、オージ!!

「知り合い!」

あたしは答えて、店から駆け出した。

ドアを出ると、ルイカが迎えてくれる。

「聞こえてた?少しの間、世話になるから」

「・・・なんでオージまで?」

「知らない。付いてきた」

マヤを見る。

ルイカは道を開けてくれて、あたしはマヤにたどり着く。

マヤは、微笑んで、あたしを、抱きしめてくれた。

うわ。

あたしの全身を、喜びと血が駆け巡る。

「サラ・・・大好き」




< 240 / 243 >

この作品をシェア

pagetop