魔物☆に恋して
だって、

それ、思いつかなかった。

あたしは、マヤと、住む世界が違うのだ。

あ・・・痛っ。

ココロがえぐられてく。

くそ~

仕返ししてやる。

「それ、楽しそう。

あたし、生粋の人間好きになったことないんだよ。

半分魔物のヒトなんて、不毛な感じで、いいじゃない」

「・・・ダレが半分魔物?オレは半分も魔物だとは言ってない」

「あ、じゃあ、ちょっとだけ魔物なんだ」

語るに落ちたな。

マヤは、しまった。って顔をしてる。

・・・これも冗談なのかもしれないけど。
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