魔物☆に恋して
「ごめん。もう、いい。いじめない。

ここに、居やすくする薬だけ、お茶にしてください」

マヤは黙って、立ち上がる。

「え?怒ってる?」

「怒ってないよ。」

振り返った顔は、本当に、薄っすら笑いすら浮かべてる。

でも、なんか悲しげだ。

「・・・水、汲んでくる」

「あ、あたしも行きたい」

あたしは立ち上がった。

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