魔物☆に恋して
「おい、妖精、このヒトを何とかしてくれ」

ドアの外で叫ぶと、ドアが静かに開いた。

そこから、線の細い、可憐な感じの青年が出てきた。

あたしのイメージの『サラちゃん』のオトコ版な感じのヒトだ。

「中に寝かせて」

あたしの変わりに、『サラちゃん』オトコ版が、

マヤを支えて、中に入る。

奥のベットにマヤは転がされて、

『サラちゃん』はマヤの口元に顔を近づけた。

首をかしげるようにして、呼吸してるか確認したようだ。
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