魔物☆に恋して
瓶が沢山出てくる。

大小さまざまな、

調味料入れのような瓶だ。

一個一個に、茶色がかった色の

ラベルが貼られてある。

一見、アラビア語ちっくなキレイな

手書きの文字が並んでいる。


あたしは近づいて、見た。

マヤはそれを素早く全部立てて、

中から、大きな瓶を選び取った。

小さく砕かれた葉っぱ状のものが、

銀色のスプーンで量り取られる。
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