魔物☆に恋して
キレイな青に。

・・・どうなってるんだろう。

「ポットの中身がうまく抽出できたら、

色が、また変わるんだ」

陶器のコップを1つ、ポットの横に置いて、

マヤは座わった。

あたしもマヤの正面に座わる。

「マヤは、これ飲まないの?」

「飲まない」

あたしはニヤリと笑う。

「じゃあ、マヤはやっぱり、

少しは魔物の血が入ってるってことだね」

じゃないと、生粋の人間には、

ここの空気はちょっとつらいはず。
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