イズミの主義
受験生ってことで塾に通わされた
1位を取り続けたおかげで国公立も狙えないわけじゃなくなった
塾への行く道…
電車に乗り、ふと前を向くとウトウトとしている泉
突然のことに熱が上がる俺
こんなんでこれだったらどうすんだよ…
もう一度泉を見る
そして
あー、やっぱり好きだわ
そう思う
電車を降りて歩いていると後ろから駆け足で泉が俺を抜かした
ドン
単語帳を落としたことも気づかずそのまま走っていく泉
ヘタレなくせにあきらめの悪い俺に神様が愛想尽かしてチャンスをくれたのかも知れない
まぁ、神様なんて信じてねぇーけど
その単語帳を見て決心した
「明日、渡しに行こう」
泉にちゃんと告白するって…