イズミの主義




「はい」



と渡されたバスタオルを素直に受け取る



でも出て行こうとしない桐原





「で、出てってよ!」



「はぁ?なんで?」



なんで?ってなに?



「早く出てってよ!覗かないでよね!」



桐原の背中を押してお風呂場から出す




「ちょっとだけならいい?」





はぁーーーーーい?



お、おかしいんじゃないの!?



「いいわけないでしょ!」



そう言って扉をピシャッと閉める



はぁーーー




本当に大丈夫かな…





ボトボトと水がたれる制服…



キモチワルイ



早く脱ぎたい





そっと扉を開けると桐原の姿はない


…リビングのソファーにいるみたい




大丈夫だよね


桐原だし



うん!!




そう思って温かいお湯に入った
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