イズミの主義
ソファーに必要以上にくっつき座る永司と片岡
そして椅子にすわる泉と
なぜか正座をさせられているオレ
「泉、どうしちゃったの?コイツにやられたの?」
やられたって…
「つばき、違うの。いろいろ重なって…」
そう言うと泉は昨日の事を淡々と話し始める
文章にして準備してたかのようにわかりやすい話し方
話す姿も凛としていて見とれる
「桐原、キモいから泉に見とれるのやめろ」
こ、こいつ…
片岡恐ぇーんだよ
「片岡、、お前なぁ、」
「きゃー永司こわーい」
全然感情が入ってない
オレを完全になめてる
「啓、殺すぞ」
そしてそんな片岡にハマって100%片岡の味方になった永司
「だからなんにもないよ」
オレらの話には一切触れずまた話を戻す泉
「それならいいけどさぁーねぇ、永司?」
「あぁ
成瀬ちゃんがフリに行くって言ってたから今日啓だいぶ落ち込んでんだろーなと思って様子見に来たわけ」
「そーそー
でも泉が桐原の服とか来てお泊まり丸出しなんだもん!まさか桐原がフラれた腹いせに泉のこと襲ったんじゃないかって思ったの」
「お前らオレの友達か?もっと信用しろよ」