イズミの主義
先生にもらったプリントだけを持ち前に出るわたしと桐原
え、
な、なにをするの?
進めるってなに…?
急なことにわたしはパニック
「泉チャン、見といてね」
そうわたしの耳元でチャラくささやくと桐原はパチンと一回手のひらを合わせる
「じゃあ、みんな配布されたプリント見てください。
学年ごとに競技種目が違います。各学年に責任者がいるので詳しいルールなどは学年ごとに確認してください。
そしてリレーなどの選手が選抜される競技種目に対しては次の集まりまで用紙に書き込んで提出してください。
なにか質問はありますか?」
そう言うと桐原はわたしを見る
え、
質問ですか……??
あ、ありません
わたしは首を横に振る
「じゃあ、質問も無いみたいだし…
人数が多いので実行委員の力がとても重要です。力を合わせて頑張りましょう。
今日はこれで終わります。」
するとニコッと笑って先生を見る桐原
「お、おう…じゃあ
今日は解散!」
先生までも桐原のテキパキさに驚いている様子
わたしは先生以上に驚いている