イズミの主義



言われた通りにファミレスに行くと一際目立っているカップル…




もちろん永司たちだ






「あー、フラれたばっかの桐原啓くん!こっちこっち」





殺してやろうか



「お前らまだなんかオレに言い足りないわけ?」



「まぁ、そういうことね」





来なければ良かった…






「なんか、こんな本気な桐原初めてらしいじゃん?」





「ブーーーーーーー」


思わず飲んでいたものを吐き出す






「きったないわね!!」





永司の奴、余計なこと言いやがって



「永司」




永司を睨むと




「はぁ?」



逆切れかよ






「私に隠し事なんて100年早いのよ」





とんだわたし様だ





「で、まぁフラれまくってる桐原が哀れだから、私たちも協力してあげようかなと思って」




いや、女王様だ





「でも、私は泉の味方だからなんかあったら、泉を守るから。それに桐原なら泉にまだ釣り合う男かなと思って協力してあげてるだけだから、桐原のためとか思わないでね」





「はいはい」





もうオレはこいつらの扱いは知っている




肯定のみすれば良い




「啓、良かったな」




そして永司はバカになってしまっている

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