イズミの主義




言われた通り放送席に座りクラスごとにスコアを計算する




すると隣から



「桐原君、こけちゃった」


「桐原センパーイ、足くじいちゃったみたいで…」




臨時保健室には女子でいっぱい




はーーー?



絶対ケガしてないじゃん!!


桐原目当てだろーーー!!




と叫ぶことはできずただ見ているだけ…




桐原も桐原で帰せばいいものを手当なんかしてあげちゃって





むかつく





「成瀬」


後ろから声がして振り返ると




「あ、小森…」



「さっきごめん、俺どうかしてた」



だよね、だよね!



「そーだと思った
気にしないで」



そう笑うと小森はホッとした表情で笑う



「で、次は何してんの?」



「スコアの計算


もう頭おかしくなりそう」




「ハハハ、手伝うよ」



「やーーーーった」
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