イズミの主義
学校の近くになり
ちらほらと同じ制服の人たちが
増えてくる
「ほんと別々にいこ、ねぇ?」
このままじゃ変な噂流されても
おかしくない
「わーかった
そのかわり今日塾まで一緒にいこ」
ムリって言おうとして
桐原を見ると
こわっ
目が全然笑ってない
「わ、わかった」
「やった、放課後の泉ゲット
駅で待ってる」
そう耳元でささやく桐原
ドキっ
ドキってしてんじゃないよ!わたし!
はぁーーー
一回大きなため息をして学校へ向かった