イズミの主義



なにコイツ!
離してっ!!


桐原の腕の中で抵抗する


でも全然かなわない



コイツ男だな



「はぁーい、そこまで

塾の前で抱き合わないの。まだ明るいし」


笑いながらそう言うのは望月先生



「ちょっと今大事なところなんです」

そう言って離さない桐原




は、恥ずかしい



「ほんとやめてっ!」

おもいっきり突き放してやっと離れた



キッと睨んで望月先生の横に移動する




「こらー桐原、女の子にそんな無理にしないの


てか、もうそんな関係?」


とイタズラに笑う先生



「ち、ちが「オレ、かわいい女の子には手出すの早いんで」



なぁーんてわたしの言葉を遮ってチャラい発言をする桐原



「だからって塾の前でしないの

小学生もいるんだから」


そう言って中に入っていく先生


ちょ、ちょっと!

わたしまだ否定してないんですけど!!



キッと桐原を睨む



「え、なにその顔

足んないの?チューがよかった?」


なんてのバカ発言
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