イズミの主義
そして悪い顔で見せてくる
「見て、泉ちゃんの写真」
わたしがノートに書き込んでいる姿…
こ、こいつ
ほんと嫌いだ
「教えて?」
悪い顔で写メをわたしに見せ付けながら言う
「ヤダ」
こんなヤツには負けない
「この写メがどうなってもいいわけね?」
「お好きにどうぞ」
すると桐原はケータイをいじり始めた
「なにしてんの」
少し心配になったわたし
「何って、待ち受けにしただけ」
そう言って画面を見せてくる
「やめてーーー!」
この人ほんとバカじゃないの!?