イズミの主義
桐原はかばんからゴソゴソと何か取り出した
そっと見てみると本を読んでいる
ふぅーー
それを見て安心する
ってちょっと待って
「なに読んでんの?」
「何ってマンガだけど?」
この人、ほんとに頭いいの?
「図書館なのにあえて自分のマンガ持参するとかイケてるっしょ?」
バカじゃないの?
わたしは桐原を無視してノートに目を写す
でも全然集中できない
期末で徹夜だったし
昨日とか寝れなかったし
涼しい館内はわたしの睡魔の味方をする…
睡魔に負けを認めわたしは眠りに入った