イズミの主義
………
ハッ!!
寝てた…
急に目覚めたわたし
目の前には本を読む桐原
「おはよう」
なんてイジワルな笑顔!!
うわーー
桐原の前で寝るとかほんと最悪…
「泉も起きたしそろそろ帰るか」
時計を見るともう5時を回っている
「ごめん、わたしすんごく寝てたね…先に帰ってくれてても良かったのに」
2時間は寝ている…
待っててくれてたんだ…
「ううん、本読んでたらこんな時間になってたし」
急に優しくするからわたしは言えなくなる
「それに」
「それに?」
そう聞き返すと桐原は急にイジワルな笑顔になって近づいてくる
「な、なに」
「泉の寝顔見れたし」
「あーーもう
わかった、早く行くよっ」
ほんとこの人といるとペース乱れる