イズミの主義
すると小森くんはニコッと笑う
とっても好青年
桐原とは全然違う
近くのカフェに入り軽い昼食を取った
時間がたつにつれわたし達の話は盛り上がった
「高3なった瞬間、俺スンゲー担任に怒られたんだって」
「あー覚えてる!!
それで小森くん覚えたもん」
「まじ!?俺印象悪いじゃん!!」
小森くんは好青年
だけどクラスを盛り上げる中心的な人
それにイタズラも多くて先生に怒られてるのよく見かける
友達も多いし、小森くんが話すと一気に彼が輪の中心になる
んーーー、わたしとは真逆ってわけね
「成瀬さん、時間大丈夫!?」
外を見るともうすっかりオレンジ色…
たくさん話したのに全然疲れない
うん、桐原
『人と関わる』って良いことかもしれない