イズミの主義



すると小森くんはニコッと笑う


とっても好青年



桐原とは全然違う




近くのカフェに入り軽い昼食を取った


時間がたつにつれわたし達の話は盛り上がった




「高3なった瞬間、俺スンゲー担任に怒られたんだって」


「あー覚えてる!!
それで小森くん覚えたもん」


「まじ!?俺印象悪いじゃん!!」



小森くんは好青年


だけどクラスを盛り上げる中心的な人


それにイタズラも多くて先生に怒られてるのよく見かける



友達も多いし、小森くんが話すと一気に彼が輪の中心になる




んーーー、わたしとは真逆ってわけね



「成瀬さん、時間大丈夫!?」



外を見るともうすっかりオレンジ色…



たくさん話したのに全然疲れない



うん、桐原


『人と関わる』って良いことかもしれない

< 73 / 246 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop