イズミの主義



連れてこられたのはいつものカフェ


「はい」


と渡されたのはわたしの大好きなキャラメルラテ



好きなものだから素直にもらい口にする




うーーん

やっぱりおいしいー!

しあわせー





ってダメだ


わたしは今、桐原に怒ってるんだ


そうだ、怒ってるんだ



「幸せそうな顔したり怒った顔したり忙しいね」


「なっ」

桐原は何時にも増して余裕の表情



ムカツク



「てか、なに」


冷たく言うわたし


「怒んないでよー泉ちゃん」



チャラいんだよ!!


なんなの!?


強引だったり、余裕だったり



わたし振り回されすぎ
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