コンパス〜いつもそばで〜

中学の時、エマーティ大阪のプロサッカーチームの下部組織であるジュニアユースに入った。


電車で三時間の道のりも、サッカーが上手くなるためなら苦にもならなかった。


練習後は、いつも疲れて帰りの電車の中は寝ていて、駅に着くと車掌さんが『お疲れさん』と声をかけて起こしてくれる日々だった。


そんな電車通いも、高校二年になると大阪で寮生活をするようになり、それに従って高校も転校したことで終わりを告げた。

そうして、高校卒業と共にエマーティ大阪とプロ契約を結んだ。

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