【短編】7
私は両脚を骨折していた。
完治しないわけではないけど、時間がかかる。
だから毎日病院で安静にしていた。
それから、ハルは気にしている。
私が『こんなふう』になってしまったことを責め続けている。
ハルが自転車にぶつかって車道に飛び出た時、大型トラックにひかれそうになった。
私はそんなハルを、更に突き飛ばしたのだ。
一瞬だったけど、私はハルを助けたくて必死だったのだ。
彼は救急車にも付き添い、今では暇さえあれば看病にすら来てくれる。
最近は忙しいらしくて日曜にしか来なくなったけど、それでも来ない週はない。
「ワカ…ごめん。
ここにいたら、自由も何もないよね」
ハルが私に気を遣う。
すごく嫌だった。
完治しないわけではないけど、時間がかかる。
だから毎日病院で安静にしていた。
それから、ハルは気にしている。
私が『こんなふう』になってしまったことを責め続けている。
ハルが自転車にぶつかって車道に飛び出た時、大型トラックにひかれそうになった。
私はそんなハルを、更に突き飛ばしたのだ。
一瞬だったけど、私はハルを助けたくて必死だったのだ。
彼は救急車にも付き添い、今では暇さえあれば看病にすら来てくれる。
最近は忙しいらしくて日曜にしか来なくなったけど、それでも来ない週はない。
「ワカ…ごめん。
ここにいたら、自由も何もないよね」
ハルが私に気を遣う。
すごく嫌だった。