【短編】7
THURSDAY
オレが彼女を好きになったのは、なんでだったか覚えてない。
高校に入学して間もなく、オレは帰宅部を探して仮入部を繰り返していた。
サボってもなんら影響のない部…………。
そうしてたどり着いたのが、文芸部だった。
始め、オレはクラスに友達がいればいいと思っていた。
部活に行く気なんてアタマからなかった。
正直、部会だって出るのが面倒だった。
だけど、期待値ゼロだった文芸部は予想に反して居心地がよかった。
部会で初めて部員にあって、人数を目で確認した。
そこで彼女に出会った。
文芸部部室で不機嫌そうに笑う美人。
今も変わらず、不機嫌そうに笑っている水城香子(みずきかこ)。
今思うと、オレは一目惚れだったんだ。
高校に入学して間もなく、オレは帰宅部を探して仮入部を繰り返していた。
サボってもなんら影響のない部…………。
そうしてたどり着いたのが、文芸部だった。
始め、オレはクラスに友達がいればいいと思っていた。
部活に行く気なんてアタマからなかった。
正直、部会だって出るのが面倒だった。
だけど、期待値ゼロだった文芸部は予想に反して居心地がよかった。
部会で初めて部員にあって、人数を目で確認した。
そこで彼女に出会った。
文芸部部室で不機嫌そうに笑う美人。
今も変わらず、不機嫌そうに笑っている水城香子(みずきかこ)。
今思うと、オレは一目惚れだったんだ。