君が教えてくれたもの~友達から恋まで~
放課後
放課後になり、私とふうちゃんは体育館に向かった。
ついたときにはもう試合が始まっていた。
私たちの高校の鈴一高校。
通称「鈴校」は10対20で相手の高校に負けていた。
山下くんは1年生なのに試合に出ていた。
誰よりも輝いていた山下くん。
私はバスケなんて知らなかったけど山下くんがすごいということだけはわかった。
「山下うまいね」
バスケ経験者のふうちゃんが言う。
山下くんがどんどんシュートを決めていく。
あっという間に点差がなくなっていく。
私はそれを眼を話さず見ていた。
周りの女子達も声を上げて騒いでる。