Pure Days
『…ゆ、きちゃん…優希ちゃん…お薬飲まなきゃ…』
母親が何種類もの薬を目の前に置いた。
目ぇ、真っ赤じゃん。
凄い腫れてるし。
母親の顔をじっくりと見て、もう泣かないと決めたはずなのに私の目からは涙が溢れ出した。
私、最低な娘なのに…なんで、私のために、泣くのよ。なんで…ッ
『優希ちゃん、ごめんね…ごめんね…
私が…私がこんな体に産んじゃったから…
私のせいだね…
本当にごめんね… 』
母親の言葉を聞いてますます視界が歪む。
涙が
勝手に出てきちゃう。
かけてあげたい言葉たちが嗚咽に変わる。