恋はいっぽから!
あの時俺が太田に伝えた言葉の…。
その、後者。
「……子供にはまだ言えねぇな。この後何をしたいのかは。」
「………??!!!」
途端に。
警戒したのか……、
三船は椅子に座ったまま、
ガラガラと……
後方に、後ずさった。
本音は……、
まだまだ、言えそうにもないけど。
それでも……、
なんとなくこうして…
一緒にいられればいい。
手を伸ばすと……、
ぴょんっと飛びつきいてきた三船を……
俺はもう一度、この胸に抱きしめる。
でも……、
その後の話は……、
また、今度。
………かな。
~Fin~