恋はいっぽから!
「ゆきゆきぼうず~ゆきぼうず~あ~した天気にしておくれぇ~…♪」
「そういえば、明日はイヴだったね。そして先生とデートだったわね。」
ズバリ…!正解でしょう…!
(注:ええ、ズバリ!ちびま〇子ちゃんに出演中のマルオくんでしょう)
「バカねえ、一歩。こんな寒い中にずっといたら風邪ひくんだから。浮かれすぎて本末転倒にならないでよ?」
「大丈夫よ、恋する乙女は無敵ですから……!……って、莉奈ちゃんを見てたら思ったの。」
「…そう。なら、ご飯にするから早く家に寄りなさいな。」
会話が成り立たないわ…。
致し方ないわね。
「……わかりました。では、諸君!明日はよろしく頼みますよ……?」
私は彼等に敬礼すると……。
その、熱い視線に見守られながら……
家の中へと戻った。