恋はいっぽから!
早速ネックレスを首につけて……
ドキドキしながら鏡の前に立った。
「………ん?」
本日、12月24日。
クリスマスイヴ………。
「なんじゃこりゃ~!!」
なんじゃこりゃ~……
なんじゃこりゃ~…
(注:家中に響いております)
一緒に過ごしたのは……、
仁志日陽。大好きな……
恋人。
そんな彼からのプレゼントは……
首元に光り輝く……ダイヤのネックレス。
それから。
その下に………
くっきり残された彼の……
愛の証、キスマーク?!
「どうしたッ、一歩!!」
私の声を聞き付けて、
宏輔が部屋へと飛び込んで来た頃……。
私の顔からは蒸気が上がっていて、
既に平衡感覚を失うくらいに……
体が熱に帯びていた。