恋はいっぽから!
恋というのは、こんなにあっけなく終わってしまうものなのでしょうか。
11月11日、彼の誕生日から始まった恋。
つきあってもうすぐ5か月……。
桜の時期はこれからだと言うのに、時を待たずしてあえなく散った恋の花は……。
いつかまた、花開くことは…あるのでしょうか。
この日、この時私にもたらしたキスは、切ないくらいに優しくて……
忘れようにも、忘れさせてなどくれなかった。
ニシハルはまた、『先生』となり、私はまた…『生徒』となる。
一晩泣きじゃくって、迎えた翌日には……
私達は、一体どんな顔をして…
出会うのだろう。