私の恋の相手は幽霊くん。


次の日。


会社に行くと、悠先輩は謝ってきた。


「やけ酒してごめん!」


「大丈夫ですよ」


「今度、あたしの奢りで行こ」


「そんな、大丈夫ですってば」


必死な悠先輩に笑ってしまう。


「うわっ、時間やべ。
絶対にいくんだからね!」


そう言って、ホワイトボードに交渉と書いて
走って国際部を出て行った。


私はそんな悠先輩を見送って、
席に座るとパソコンを開いた。


昨日のやつ、まとめなきゃ。


そして、資料を作成していく。


…そういえば…


悠先輩の彼氏って坂上さんだっけ?


…篤真と同じ苗字だ。


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