私の恋の相手は幽霊くん。


そこから入ってきた車は
私たちの前で止まった。


そこから出てきたのは愁。


私に見向きもせずに凛子に抱きついた。


「凛子っ」


「ねぇ、愁…」


「ん?」


「結愛がいるからっ」


そう言って愁を離した。


「ううん、私帰るから気にしなくていいよ」


じゃぁね、と言って私は病院から去った。


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