私の恋の相手は幽霊くん。


昨日は全く寝れなかった。


あの子の泣き顔が離れなかったからだ。


変な感覚。


気持ち悪いな。


まるで、会ったことがあるみたいだ。


いや、あるんだけど。


思い出せないわけで。


でも、仕方ないから。


俺は久しぶりに仕事にいった。


編集部。


懐かしいその看板に思わず笑みが零れる。


そっと、ドアをあけた。


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