私の恋の相手は幽霊くん。


2人は手分けして探し始めた。


そして、女の子はこっちに来た。


…また、泣かせてしまう。


そう思って、資料にまた目を戻した。


「…篤真?」


震える声で俺の名前を呼んだ。


きっと、彼女の中では不運の出来事。


同じ会社に務めていたのだから。


「…す、すみません」


そう言って俺のいる列を飛ばした。


「ねぇ」


< 138 / 255 >

この作品をシェア

pagetop